「大阪あそ歩」始めます

 コミュニティ・ツーリズムって何やねんと、よく聞かれます。簡単に言うと、まちやヒトの魅力で人々をひきつける観光のことです。海遊館もUSJも大阪城もいいけれど、ミナミはもちろん鶴橋も九条も住吉もおもろいですよ、そこの人間があたたかいですよ、いらっしゃい、ということです。「まちを勝手に歩け」というのも愛想がないので、おいしいものやめずらしものをご案内したり、ご披露したりする、そんな観光のことです。「それは観光ではなくてツーリズムという」という固いことがお好きな学者もいますが、それはどうでもよろしい。なんと言おうと、おもろいまちが一番や。

 東京にはこんなおもろいまちはそうありません。銀座、新宿、六本木といっても建物が立派で集客量が多いだけ。日本橋、浅草、上野もいまやなんだかすましてばかりいます。その点、大阪には六本木ヒルズやお台場はなくっても、初めて会っても百年の知己のような人柄がどのまちにもうじゃうじゃおられます。大阪はまちがごちゃごちゃしていると言われます。ごちゃごちゃしているのではない、人間とまちが溶け合っているのです。そんなまちだから松下幸之助さんも司馬遼太郎さんも世に出られたのではありませんか。ヒューマニティとバイタリティ(人情味と活力)、これちゃいますか、大阪は。しかし、一歩行き過ぎると、コテコテになり、怖いになります。これは自戒しなければなりません。

 さて、そんな大阪のまちの楽しさをしっかりと楽しむ。楽しみ尽くす。これが「大阪あそ歩」です。 

 

 

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