「長崎さるく博」もうすぐ閉幕ですがЩ毀吋廛蹈妊紂璽機爾離僖錙

さるくガイドさんや事務局がこんなに頑張れたのも、実は、市民プロデューサーというすばらしい存在が「さるく博」にあったからです。長崎に視察にこられた行政関係者はこの「市民プロデューサー」に非常な興味をもたれます。あまり聞かない名称だし、それに「市民がプロデュースする」とはどういうことなのかよく理解できないようなのです。 市民プロデューサーとは、「さるく博」をすすめるにあたって、さまざまな場面で、企画や交渉や演出などの仕事をお願いする長崎市民(住んでいたり、働いている人)です。仕事の制作費は事務局で予算化されますが、市民プロデューサーとしての報酬はありません。日常はそれぞれの仕事のプロの方々で、その能力を「さるく博」に使わせてもらおうという、事務局としてはまことに身勝手な発想なんですが、私がこのやり方にこだわったのにはそれなりの理由があります。まず、プロデューサーを有料で雇ってきたら(通常はそうします)、有能な人であればあるほど高い報酬が必要で、大きな経費負担になります。「なんだ、経費節約のための市民プロデューサーなのか」と批判されそうですが、主な理由は別にあります。有料プロデューサーは報酬の範囲内で無難に仕事を処理しようとするために強い情熱が感じられないことがしばしばあります(そうでない人ももちろんいます)。ましてやその方が東京や大阪の方だと「長崎」を理解してもらうのにも時間がかかります。「長崎」を知らない人に長崎の大切な仕事をやってもらうわけにはいきません。「さるく博」には、地元の情熱が表現されることが絶対条件なんです。そこで市民プロデューサーということになるのです。

具体的な仕事を紹介すると、「コースどり」と「地図づくり」をプロデュースしたのは何人かの市民プロデューサーです。地元の人々と何度も歩き、議論してコースを定め(地元の総意をまとめるのに長くて半年以上かかりました)、地図制作のできるひと(地元のデザイナーやイラストレイター)に指示を与え、説明文を書き(書いてもらい)、記事を取材し、そして地図パンフにまとめ上げるという仕事をやってもらいました。おかげで、東京の出版社には絶対に不可能な、地元の吐息が聞こえる内容の地図が42コース出来上がりました。ちなみに、全42コースの地図全体のまとまりを編集してくれたのも本職編集者の市民プロデューサーでしたし、各コースの名前を考えてくれたのも本職コピーライターの市民プロデューサーです。という具合に 、グラバー園、出島の企画演出や記念イベントの企画プロでユースも、長崎の本職劇団演出家やイベント企画家に市民プロデューサーになってもらって作業を分担してもらいました。長崎には、たった45万の人口の中規模地方都市とは思えないほど多くの有能な方々が日頃から活躍されていることがよくわかりました。

これらの本職プロに加えて、さらに多くの市民プロデューサーが「さるく博」に力を貸してくださいました。「マイさるく」という短歌や俳句や絵画や写真コンテストの基本企画をしてくださった市民プロデューサーはフツーの市民の方々です。市民活動グループを代表してして加わっていただいた市民プロデューサー、広報活動に一役買ってくださった市民プロデューサー、イベント会場でサポート役をしてもらった市民プロデューサー。重要な局面でみなさんのパワーに頼りながら「さるく博」は組み立てられて進行してきました。また、市民プロデューサーの多くはガイドにも登録されていて、さるくガイドさんとしてしばしば登場していただきました。ありがとうございました。

「長崎さるく博」が、他のイベントと大きく異なる点は多くありますが、そのなかでも市民プロデューサーが機能したということが、あらゆる特性の原点になっているように思います。

 

 

 

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