「長崎さるく博」もうすぐ閉幕ですが

 あと4週間で「長崎さるく博」が閉幕します。みなさんありがとう。やっとここまできました。9月の23日、その1週間前には950hPaもあった超大型台風13号が長崎上空を通り過ぎていきましたが(実際、枇杷が壊滅するなど大きな被害がでました)、1週間後のこの日は打って変った日本晴れ。「市民大さるく」と名づけたまち歩きが催されて2500名の市民が長崎を歩きました。通常の「遊さるく」「通さるく」も絶好調で、まちなかは数千名の「さるき人」で溢れたのでした。この日は、その数で、まち歩きの迫力を人々の目に焼き付けたのですが、長崎では、この4月から今日にいたるまで、日常的な風景としてまち歩きはしっかりと定着しています。もう、まち歩きのない長崎は考えられなくなりました。

 やったね。「まち歩き」なんぞで長崎がにぎわうのか、と厳しい疑問の目線をうけながら3年前にプレイベントをスタートさせたのですが、なにしろ「日本ではじめてのまち歩き博覧会」はまさに文字通り日本ではじめての試み。うまく行くのか、わかりません。私はプロですから、わかりませんは禁句ですが、それでも今年の3月の頃まで「必ずうまく行くと信じていますが、わかりません」と、手前勝手な矛盾したことをみなさんに申し上げていました。1日や2日のまち歩きは、正確には野歩きですが、全国各地で盛んに企画されてかなりの集客を得ています。しかし、212日間のロングランで休日も平日も常態的に、それも「まち」なかで、「歩き」が成立するものなのか。今後の都市観光は「まち歩き」しかないといわれながら、誰もまともに取り組もうとしなかったのはそれなりの理由があります。現代人は歩かない。日本の都市は歩いて面白くない。たとえみんなが歩いたとしても「企画」としてまとまりがない。まちを歩いてそれがどうしたというのだ、と。こんなものはイベントのプロが挑むべきものではありません。危険が多すぎるのです。現実に、長崎の「成功」を知った上でも、ロングランでまち歩きを企画するプロはいないでしょう。私だって、おそるおそる手探り続きの実験だったのですから。

 4月1日に本番がスタートしてからあと4週間を残すのみになった「長崎さるく博」を、ご報告します。今頃書くのはズッコイといわれるでしょうが、進行中に実況報告するなんてとても恐ろしくて書けません。今でも、まだ終わっていないので躊躇するところもありますが、今が熟しどころで、何とか本音の「長崎さるく博」を記録しておきたいと思います。興味があれば、時どきこのサイトを覗いてください。

 

 

One Response to “「長崎さるく博」もうすぐ閉幕ですが”

  1. あっこ Says:

    茶谷さん、こんにちは。九州発見塾でレクチャーを拝聴しました。また昨朝の西日本新聞一面の観光特集で、茶谷さんのコメントやお写真を拝見していますさて、現代人は歩かない、に納得。日本人はともかく、私が通訳案内士として案内する外国人のお客様、特にアジア系の方々はさらに歩かないので大変!ですが、さるく博を参考に歩く楽しさを伝えていかれたらと思っています。

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