注目!『長崎さるく博』。

 さて、「観光」の情況が激変するなか、長崎は2006年に『長崎さるく博』をやると、4月21日に推進組織をつくって公式に表明しました。また「博」なの? 「何なのそれ?」
 そうなんです、いま、日本中で「博」がとてもにぎやかです。「愛・地球博」という国際博から、「浜名湖花博」という従来型の博覧会、「まちなみ博」という地方のオープンエリア型、さらには「世界旅行博」、「おもちゃ未来博」「大アマゾン博」そして「全国ちんどん博覧会」「戦国博」「PET博」という単発イベントまで、なんだかちょっと大掛かりなイベントにはみんな「博」をつけたりして・・・・・。
 長崎の『さるく博』は、まさにその通り、大掛かりなイベントなんですが、他の「博」と違うところは、都市観光を真正面から打ち出した新しい「観光スタイル」を人々に提供しようとするところです。
 博覧会会場は「長崎」。パビリオンに替わるものは、グラバー園だの出島だの丸山だの(「長崎ぶらぶら節」の花街です)、中華街だの平和公園だのというまちの「エリア」なのですが、ただそれだけだと「オープンエリア型の地方博」で、1993年に神戸でやった「アーバンリゾートフェア神戸93」や「南紀熊野体験博(これはジャパンエキスポです)」「しまなみ海道99」(いずれも1999)と構造は同じですが(これらはみんな茶谷幸治が総合プロデューサーを務めました。エヘン。)、長崎は、さらに進化しました。
 どのように進化したのか。それをこれからじっくりご説明してゆこうと思います。それは、これからの都市観光の新しいスタイルであることは、間違いないでしょう。観光客数が減少気味で、しかも修学旅行なんてオールドファッションの形態にたよってきた長崎が、自らの実力を問いなおすために、思い切った新しい観光スタイルを求めるというのは当然でしょう。長崎は、乱暴に言い放つと、観光で食ってきました。40万を超える都市で自らを「観光都市」と言い切る数少ない(ほとんどない)都市です。
 その長崎が打ち出す新しいスタイル(流行の言葉では、それをビジネス・モデルと呼んでもいいですよ)第一は、「さるく」です。
 「さるく」ってなんだ? 今回の「博」の名称になった「さるく」をご説明したいとおもいますが、面白い話なので、ここで一息入れさせてください。

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